ここでは、なぜ日本には投資という資産運用が浸透していないのか?
色々なデータから解説して行きたいと思います。
【比べて見て分かる現実】
少々古いデータとなりますが、日本と米国で資産比率を表した図が下記となります。
日本は、株式等の資産比率が全体の約19%で全体の5分の1程度に対して
経済大国アメリカは、46.2%と全体の約半分を投資に
費やしている事がわかります。
これを見て頂ければ、世界と比較しても
日本には投資文化が根付いていない事がわかります。
【会社や風土の違い】
世界のCEO(最高責任者)の報酬をご存じだろうか?
巨額な報酬を得ているのが、一目でご理解して頂けると思います。
これだけ貰っていても何も文句が出ないのは、世界各国では
自社の時価総額(会社の価値)を上げ、出た利益を株主に還元するCEOが
最も優れていると言われ、利益をしっかりと還元されている株主は
優れたCEOが巨額な報酬を得るのは、当たり前という風土もあるからです。
一方で日本は?とういと・・。バブル崩壊から続く長期デフレにより、
デフレマインドが浸透。株式投資で還元してもらう等という発想もなく
ただ安心・安全な現金主義で、大手で内部留保を蓄えている企業の社長さんも
多額な報酬は一切貰わずに、ただただ内部留保で株主さん達に還元するわけもない感じです。
【なぜ現金主義なのか?】
私も幼少期から何度も、親や親戚のおじさんやおばさんから聞かされたフレーズ・・。
「お金は、定期で銀行に預けなさいよ」
皆さんも聞いた事ありますよね?
これが、ゆうちょ定期預金の金利推移となります。
1974年~1990年までの間は上下しているものの
約5%程度の年利で資産は増え続けた事になります。
「お金は定期で預けなさい」
この言葉は、高金利だった時代に生きた人達から
植え付けられたマインドですね・・。
では現在は?
銀行は低金利も低金利もいいとこで、二束三文にも
ならない事は、低金利時代に生きている皆さんは
ご理解して頂けると思います。では、現代においての
「お金は、定期で銀行に預けなさい」の言葉は・・?
米国株ETF(VTI・VOO)への投資
下記グラフが米国ETFの推移となります。
急上昇とまでは、行かないものの、右肩上がりで推移していると判断できます。
日本人→低金利の銀行で資産形成
米国人→右肩上がりの米国投資で資産形成
の結果が、下記グラフとなります。
金融資産には、明らかに違いがはっきりと出ています。
まとめ
日本国内では、人口減少にとる超少子高齢化の到来や
20年間横ばいの年収、低下し続ける銀行金利。
「お金は、投資で運用しなさい」と
今の現状を理解し、正しい金融リテラシーを身につけた親が
子への教育で教える言葉じゃないでしょうか?
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